ご注意ください(塗装編)その2

住宅リフォーム専門 未来工房 光信の田口です。

最近よく耳にするのですが「自社ブランド塗料」と言う言葉です。

私のお客様でも、「〇〇塗装業者の○○塗料は特別で、自社で開発したそうだよ」と言うお客様がおられました。

TVなどで大きく宣伝している業者はPB(プライベートブランド)または、OEM(オーイーエム、original equipment manufacturer)で自社ブランドに名前を変えている塗料を使用している事が多いです。

以下、分かりやすい説明がありましたので引用します。

外壁塗装のリフォーム業者で使用する塗料は、基本的には自社ブランドと称して使用しているのですか?

https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1488933229

大手のリフォーム業者が自社ブランドとして使用している塗料は、塗料メーカーの既存品を自社の容器に入れたものです。

これは昔からよくあることでリフォーム業者としては自社ブランド化することによって他社との差別化を図れるし、メーカー側としてはまとまった数量(数百缶単位)をまとめて販売できるという両者メリットのある話ですので・・・。

塗料メーカーに勤務した経験のあるものとして、こういったリフォーム業者の自社ブランド品を採用することはできれば避けた方がいいと思います。
なぜならば、あくまでも経験上ですがこういったブランド商品に採用される塗料は比較的低品質(コスト重視)の商品が多いということと、また商品名だけではネットなどで調べても実際の中身がどのメーカーのなんという塗料か調べにくい、したがって本当に良い物(適したもの)かどうか判断しにくいなどの点から個人的にはそう思っています。

かえってどこのメーカーの何何という塗料を使いますと言われた方が安心です。 ネットだけでも様々な情報が手に入りますので・・・

さて、私自身も、大手自社ブランドの中身を知る機会があり、その使われている塗料のグレードを知って、上記の引用内容と同じ事を実感しています。

塗料の価格も業者の言い値になっており、例えば、本来100円のものであっても「特別品だから、1000円」と言われてしまったら、殆どの人が信用してしまうのが実情です。

 

先日も聞いた話ですが「今回この特別な塗料を使い通常価格300万円のところ、お客様には特別に150万円にします。」と言つつ、

実際は特別な塗料ではなく、低グレードな塗料を自社ブランドの缶に入れ替えたものを使用して、

お客様のお得感を煽るやり方をするということです。

元が低品質の塗料ですから、300万円が150万円になっても、相当に高いと思います。

ですから、先に引用された話のように、「どこのメーカーのなんとという塗料を使う」と言われた方が、安心で良心的です。

 

私も、ネット・塗料販売店で、調べる事の出来る塗料をお勧め致します。

最後に、施工中は契約書と同じ塗料を使用しているか確認をした方が良いと思います。

大切な家を守るためにも、どうか悪徳業者にはだまされないで下さい。